冬の夕方５時の空は 不安な曇りに沈もうとしている どんな建造物も顔を失い 屋上の柵が手招きをしているように見える あそこから飛び降りる速度は きっとこのぐらいだろう と 透明な自殺者を目で追う 自殺する人は死に縋っているのだろうか それとも死に祈っ…

どうすればもとにもどれるんだろう。

薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲んではいけない 薬を飲ん…

もうそろそろ立ち退く準備をしよう。

できれば、帰ることを好まずにこのまま・・・眠ることだって、できるはずだ。 歩いても歩いても、天国に行き着かない。・・・どうやって光を掴むんだ？忘れちまった。 錆び付いてゆく光景抜け出すことの出来ない時間かけがえの無いあの人の、今は居ないこの…

人と会わず カーテンを閉め切ったって気づいているはず 逃げるのは無理だって どんなに遠ざけても 内側から沸き上がる影愛に照らされて 明るみに引きずり出された影。

何も残ってなどいない からっぽな関係 黒い影から出た棘で死ぬ 黒い影から出た棘で死ぬ 黒い影から出た棘で死ぬ

こんなとき、言葉はとても乱暴だなどと思ってしまう。 せいさく 。鼻と口が性器でできた婦人 虚ろな両手首を拘束される クシバシが性器でできた鳥 人間に犯される 瞳は現実を掴み 酷く窪んだ ＊ 歩く 何かを求めて誰かに答えをせがんできた がんじがらめの性…

最近、空の写真しか撮っていなくて、しかもポラロイドで。 四角い空が溜まっていくんだ。 空の存在を知りたくて、ただ撮ってる。 シャッターを切っているだけなのかもしれない。 ＊ 飛ばした紙飛行機が全部戻って来てしまって、 寝そべっている海岸に色んな…

お友達に誘われて、新しいブログを書いています。 私は【colza】というカテゴリーで参加しています。M-plant http://plan10plan.blog63.fc2.com/私に関しての内容は、夢の内容を交えた短文です。 よろしくお願いいたします。

砂漠に落ちてる死なない鳥 今日はどこを飛んだんだい？ お腹に耳をあててみた。 とくとく とくとく ・・・・・・君の空はきれいだ しかしそれは君が居る時だけ。 砂漠に落ちてる死なない鳥 明日はどこを飛ぶんだい？ 嘴にそっと触れてみた 返事は無く、 風も…

体温を感じていたいのに肌が邪魔で 腕の中に居るのに中に入りたくて叶わない 画面の奥に隠した感情が 切り裂かれて涙をこぼす 綱の上を渡り 宙空で目を瞑る 差し出された腕の中へ 堕ちてゆく本能 この世界の、何も見ていない。

子宮をささえる手 月夜に落ち込む

夏芸祭

プロローグ 603×909cm oil on wood 2007 どこへも行かない 603×909cm oil on wood 2007 月光 603×909cm oil on wood 2007

青いバスの中でお互いの距離だけが縮まる目も合わせられない温度の高まりイアリングの鈴が か弱く揺れて宙をつかむ手が 感情を求めている。 感情を求めている、内容の伴わない会話。私は彼女の笑顔にばかり気を取られ、甘い計画には耳を貸せないまま 。

天から落ちたマウス 道端に釘縦に首を振るマウス お別れを言いにきた。

準備の部屋で順番を待っている私は未来に行かないそんな幻想を抱いたまま、少女は上の空を眺めていた。白黒の世界。変化を求めるならば、むしろ心を遅らせて準備の部屋で普通の生活を送っている少女は時間を鵜呑みにして未来の扉をひらかない。

「仕方の無い話」スカートの模様に目をやりながら 紙くずをもてあそぶ女の子。「a+b、またa+b、そして・・・」方程式を解けずに裏返す。 足もとには燃え尽きたマッチの残骸があり、 時々はそれを、 鉛筆の代わりにつかう。 日が昇る頃に 気が滅入り始める 仕…