久々の展示です。

面白い表現ってなんだろう?
とか
美味しいごはんって何だろう?
とか

分からないことだらけですが
生きているかぎり
良いと感じることを実践し続けたいと思います。

     
物語の森
 
展示会場
atelier bemstar
http://www16.ocn.ne.jp/~bemstar/

展示期間
2010' 9/12(日)〜18(土)
open:12:00〜22:30 (日〜木) ・12:00〜24:00 (金、土)
close:火曜日


はてなのブログも再開したいと思います。
あちらを見て下さっている方、ありがとうございます。
     

誰のことも知らない街で
ただひたすらに心を潰す
     

亡くした光へ 歌を捧げて
生きている限り
涙を流す
      
現実という陸地から 遠く離れて
ただ真っ暗な水の上を
    
あてもなく漂う
       
           





        
     

ほんとうの街1

     
       
        
i を面白がらせる
分解者である she .

      
       

i は悲しんでいた
自身の幸せを願い始めた玄関の
すぐ外で she は撃ち殺された
        
      
i は悲しんでいた
自分には幸せになる資格など始めから無かったのだ
      
           
i は隠れつづけた
見つかると混乱するからだ
    
       
i は耐え続けた
反発すると殺されるからだ
      
  
      
i は悲しんでいた
喜んでいる自分が許せないからだ
 
   
 

  
 

ほんとうの街

   

また何かが
   
自分の背中から剥がれ落ちていく
   
「 end 」が話していた夢の翼が
   
現実の世界でほどかれていくんだ
   


   

   
  

首の骨髄を糧にして
生きようと もがく黒い根は すごく
    
遠くの恋人からすると   
    
いびつな翼に見えるらしい
     

fin.

沈む展にお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。
桜も咲き、暖かく春へ向かっていますね。
今回出展した「fnje」という作品は、
普段私が押さえ込んでいるものの解放を願って描き上げた一枚です。
fnjeの始まりは死への願望でした。
度重なる受動を経て、溢れ出てしまった崩壊への憧れ。
日常的には睡眠の中で整理されていくべきものを、
深く見つめるために育てました。

口が裂けても言えない言葉を画面の上に狂ったように描き殴って、
正気に戻る前に眠ってしまうのです。
そしていつしか張り裂けた人体のようなものが表れ、
顔や胴体になり、表情が動き始めます。
毎晩少しずつ俯いてゆく。
瞳孔と口内を描いている時に額を黒い血が伝う。
恐ろしいものの全ては自分の中から出ているような、
細胞が震え上がる瞬間でした。

細胞が。

私はもはや私のものではないような気がします。
姿見や鏡が外側を、絵が内側を映す平面だとしたら、
こんなに修行じみた行為は他に無いと思います。

一体どうしたことでしょうか。